円高ですね。円高。
えんだか、えんだかとよく言いますが、
もう一度、この状態について考えて見ましょう。
まず、世界に通貨が1つしかなかった場合を考えて見ましょう。
アメリカでもインドでもフランスでも「円」を使っています。
この状態では、絶対に円高は起こりません。
円安も起こりません。
なぜだと思いますか?
それは、円高というのは相対的な状態だからです。
分かりやすく言うと、
どこかの国のお金と比べると、日本の国のお金が高くなってきている
という状態です。
もっと分からなくなりましたね。
つまり、相手がいないと、円が高くなったり安くなったりすることはないんです。
相手が誰なのか?が重要なんですね。
よく1ドル90円とか100円とか言うじゃないですか?
この場合、ドルが相手です。
1ユーロ=120円です。
この場合、ユーロが相手です。
だから、今の「円高」の状態は、
かならず、どこかの国の通貨が相手としてあるんですね。
で、基本的にニュースなんかで「円高」というときは
ドル
が相手であることが前提です。
たとえ、ユーロに対して円が安くなっていても、
ドルに対して高くなっていれば、
基本的にニュースは「円高」と表現します。
ドルはなんてったって、世界の機軸通貨ですからね。
基本、みんなドルに注目しています。
さて、本日のレートを基準に、
主要な通貨で最高値の頃(2007年7月ごろ)から比べて、
どれだけ円高になったか見てみましょう。
1ドル 124.14円 → 88.96円
1ユーロ 169.05円 → 120.05円
1ポンド 251.12円 → 132.91円
それぞれの円高指数(勝手に命名)は
アメリカドル 71.66%
ユーロ 71.01%
イギリスポンド 52.92%
(最高値÷最安値×100しただけです)
それぞれ、円が最安値だった状態から、どのくらい円高になったかを計算してみました。
値が低いほうが、円高が傾向が強いことを表します。
本当はもっと難しい式があるのかも知れませんが、気にしません。
最安値のとき100円だったものが、今、何円で買えるかという指標です!
難しいことは考えず、感覚で生きています。
ドルとユーロはいい勝負ですね。
大体、3割引くらいで買えますね。
なんと、ポンドは半額くらいになってますね!!
ということは、昔、といっても2年半前まで100円だったものを、
今はイギリスでは50円で買えるということですね。
この間、フランスに旅行しました。
パリの人に、週末はどうしているんですか?と聞いたところ、
なんと、
「ロンドンに買い物に行く」
と、答える人がいました。
ロンドン、パリは3時間くらいでいけるので、
日本で行ったら東京と大阪みたいなものです。
でも、通貨は違います。
ポンドのほうが価値の下落が激しいので、フランスの人はパリで買い物をせず、
ロンドンに買い物に行くそうです。
この話を聞いて、
昨年、日本人が韓国に買い物をするために押し寄せた光景を思い出しました。
その時はものすごい急激なウォン(韓国の通過)安で、
ブランド品の定価が、お隣の韓国では日本の半額なんていう現象が起きていたのです。
賢いですね。
中には、韓国でいろいろ仕入れて、
ヤフオクで転売して、千万単位で儲けた人もいたと聞きます。
で、何が言いたいのかというと、
ドルだけではなく、他の通貨も見ましょう、ということです。
円高、と考えると、
すぐにアメリカドルとの関係を思い浮かべてしまいますが、
実は、アメリカドルよりももっと円高状態の通貨が
世界にはいっぱいあるんですね。
例えば、同じ買うなら、
イギリスから買ったほうが安いものが多いです。
なぜなら、ポンドが急激に安くなったため、
価格の改定が追いついていないからです。
今、イギリスのウェブサイトは、
海外への販売に特に力を入れています。
なぜって、ポンド安だからです。
日本も円安時代は世界に物を売りまくりましたからね。
イギリスも、世界中に商品を売りまくっています。
あるイギリスのサイトは、
なんと8000円以上の買い物をすると、
日本までの送料が無料になります。
そのサイトの商品は、日本で買う半額くらいの値段です。
こうなってくると、もう日本のサイトから物を買う意味がなくなります。
・・・ほんとはね。
でも、日本人はそれをしません。
なぜって?
それは、フランスの人のように、
ポンドが安いからイギリスから物を買う
という考え方がないからです。
(韓国で買うのは別みたいです。)
日本人がネットで物を買うとき、
簡単に国境が超えられるというのに、
日本のサイトから買います。
たとえ、イギリスのサイトで半額で売っていたとしても、
高い日本のサイトから買います。
それが、別に悪いこととは言いません。
単に、ネット購買活動がグローバル化していないだけです。
それだけの話です。
ただ、このブログ読者の皆さん、
いや、あなたは
この状況を見て、ビジネスチャンスだと思ってくださいね。
だって、イギリス(もちろん他の安い国)から物を買って、
日本で売るだけでぼろもうけです。
知っているのか、
知らないのか、
できるのか、
できないか、
ビジネスでお金を稼ぐというのは、
単にそれだけの違いです。
と、固くなりましたが、
要するに、アメリカだけを見ずに、
世界中を見て、
一番円高の恩恵を受けられるようなところを探せば、
ビジネスチャンスは生まれてくるという
渋いお話でした。
Tags: 円高
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